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三種換気は寒い?

2026年03月04日

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こんにちは、能見工務店の能見です。

能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を

ふんだんに使い高気密高断熱の高性能な家を

建てています。よろしくお願いします。





 
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の

思惑が入って発信されています。ちなみにこの

ブログは自然素材と高性能住宅を大切にしている

能見の視点で、家づくりに役立つ情報をお届け

しています。このブログも例外ではありませんが

そういう見方もあるんだな、と参考にして下さい。





 
今日は、

【三種換気は寒い?】

について書きたいと思います。





 
三種換気とは

三種換気とは、機械で排気をして給気口から

自然に空気が入ってくる換気方式です。日本の

住宅ではもっとも一般的で、多くの住宅会社が

採用しています。一方で、

「三種は寒いからダメ」

「やっぱり一種換気でしょ?」

という声もよく聞きます。本当にそうでしょうか?





 
熱交換の仕組み

例えば冬の室内は暖かく外が寒いです。この時

どのような状態になるかというと室内の暖かい

空気を捨てて寒い外の空気を入れるということが

起こります。一種換気は排気と給気を機械の中で

熱交換させる仕組みです。冬の場合、

外気3℃で室内24℃熱交換率80%で計算すると

3+24℃-3℃)×80%=19.8

夏の外気38℃で室内が26℃の場合

38℃-(38℃-26℃) ×80%=28.4

という感じで、冬は3℃の外気が19.8℃になり

夏は38℃の外気が28.4℃になって入ってきます。

ここで大事なのは、熱交換は

室温に近づける装置であって、

同じ温度にする装置ではないということです。

しかも、実際はダクトの中での熱損失や漏気で、

もう少し熱交換率は下がります。





 
では、三種換気は本当に寒い?

理屈だけ見ると

「やっぱり一種換気の方がいいっ」ってなると

思います。実際は三種換気でも3℃の冷気が

入ってくるイメージですが

・風のように吹き込むわけではない

・室内空気とすぐに混ざる

・エアコンで即座に温められる

・給気量は1時間に室内容積の0.5回程度で微量

つまり「3℃の風が直接当たる」わけでは

ありません。寒さを感じる原因は

実は別にあります。





 
●寒くない家にするためのポイント

実は、家の熱損失の多い箇所は

・窓(冬58%、夏73%)

・外壁(冬15%、夏7%)

・屋根(冬5%、夏11%)

・床(冬7%、夏3%)

・換気(冬15%、夏6%)
※(一社)日本建材・住宅設備産業

なんです。熱は高い方から低い方に移動するので

冬は熱が出ていき夏は熱が入ってくるんですね。
 
この数値を見て頂くと換気は後回しにして

まずは断熱性能、特に窓に力を入れる必要が

分かるかと思います。そして、換気を効率よく

するために重要になってくるのがC値にも

なりますのでそこも要チェックですね。





 
【結論】家の寒さ対策はまず断熱性能!!

UA0.40.35C0.3以下をまず目指し

まだ予算に余裕があれば一種換気を検討しても

いいと思います。また三種換気は設置位置に

気を付けて、できるだけエアコン近くがベスト。





 
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

納得した家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。





 
次回は

【造作洗面と既製品の洗面】

について書きたいと思います。




 
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう

ございました。YouTubeでも様々な情報を

配信していますのでそちらもご覧ください。



  
木組みで建てる極み断熱の家
株式会社能見工務店
    能見太郎

能見工務店自己紹介!

私たちの家づくりを支える「人」と「想い」をご紹介します。

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